電子ブザーはなぜ音が鳴るの?アクティブとパッシブの違いとは

今回は、スイッチオンラボの「ラズピコ初級コース」で扱っているトピックの中から、電子工作でよく使われる「電子ブザー」の仕組みと種類について紹介します。

結論:電子ブザーは、内部の電磁石が振動することで音を出しており、「アクティブブザー」と「パッシブブザー」の2種類があります。 電気を流すだけで音が鳴るアクティブブザーは初心者向け、音階を自由に作れるパッシブブザーはやや発展的、という違いがあります。


電子ブザーはどうして音が鳴るの?

電子ブザーの内部には電磁石が入っており、電気を流すと磁石の力で金属板が細かく振動し、その振動が空気を伝わって音として聞こえるためです。

小型の部品でありながら大きな音が出るのは、この振動の仕組みによるものです。振動によって空気が揺れ動くことで音波が発生し、それが人の耳に音として届きます。

電子ブザーの「アクティブ」と「パッシブ」の違いは?

最大の違いは、音を鳴らすための信号を作る回路がブザー自体に内蔵されているかどうかです。

  • アクティブブザー:音を鳴らすための発振回路が内部に入っており、電気を流すだけですぐに音が鳴ります。手軽に使える一方、鳴る音の高さがあらかじめ決まっているため、ドレミファソのような音階を作ることはできません。
  • パッシブブザー:発振回路が入っていないため、プログラム側で音の高さの信号を作ってあげないと鳴りません。鳴らすまでの難易度はやや上がりますが、その分さまざまな高さの音を自由に出すことができます。

初めて電子ブザーを扱う場合は、配線だけですぐに音が出せるアクティブブザーが適しています。

ラズピコ初級コース「レッスン2」ミッションより

電子ブザーを選ぶときに確認すべきことは?

電子ブザーが対応している「動作電圧」と、使用するマイコンの出力電圧が合っているかを確認する必要があります。

電子ブザーにはそれぞれ対応する電圧の範囲(例:3V〜7V)が仕様として定められています。マイコンから出力される電圧がその範囲に収まっていないと、電気が足りずに音が鳴らないことがあります。パーツを購入する際は、パッケージや仕様書に記載されている動作電圧を確認しておくことが重要です。

GPIOとは?電子ブザーとどう関係する?

GPIO(General Purpose Input/Output)とは、マイコンが外部の電子パーツと電気のやり取りをするためのピンのことで、電子ブザーはこのGPIOを通じて電気のON/OFFを受け取ることで音を鳴らします。

GPIOは「汎用入出力」を意味し、マイコンが外の世界と電気をやり取りするための”ドア”のような役割を持っています。プログラム側の設定によって、電気を送り出す「出力」としても、外部からの信号を受け取る「入力」としても使うことができ、電子ブザーを鳴らす場合はこのGPIOを出力として使い、電気を流したり止めたりすることで音のON/OFFを制御します。

電子ブザーの音が大きすぎるときはどうする?

抵抗を電子ブザーの配線に挟むことで、音量を下げることができます。

抵抗には電気の流れを弱める性質があるため、電子ブザーに流れる電流を抵抗によって小さくすることで、音量を抑えることが可能です。


電子ブザーの回路の組み方や、実際にプログラムで音を鳴らす・繰り返し鳴らす方法は、スイッチオンラボの「ラズピコ初級コース」で実際にコードを書きながら学べます。ラズピコ初級コース「レッスン2:電子ブザー」をご覧ください。

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